祇園

  • 2012.08.13 Monday
  • 10:20
京都の祇園祭。
7月17日。
自分の誕生日が前日で宵山の日なんで、忘れないな、この日付。
ところで、京都だけじゃなく、“祇園”と名の付くお祭りは多数。
で、ちょっと気になってきた、“祇園”という名詞。

まあ、普通に“祇園”を検索に掛けると、地名としての“祇園”が出てくるよね。
京都の有名な繁華街&歓楽街。
この京都の祇園は、八坂神社が祇園神社と呼ばれていたことから由来するのだそうな。
なので、八坂神社のことを、「祇園さん」と呼ぶ人もいるとか。

さて、その祇園神社だけれども、八坂神社は名前が変わっているけど、祇園神社という名前の神社は、日本にいくつか実在しているのだそうな。
祇園神社は、牛頭天王・スサノオを祭神としている神社の総称だって。
牛頭天王(ごずてんのう)は、神の名前。
スサノオは、あの日本書紀に出てくるスサノオノミコトのことだそうです。
で、牛頭天王は、平家物語の冒頭に出てくるあの「祇園精舎」の守護神で、スサノオと同一視されて祀られていたようで、そこから、祇園神社という名称が使われることになったみたいです。

祇園精舎の精舎と言うのは、比丘(びく)と呼ばれる出家修行者の住する寺院や僧院のことだそう。
この比丘と言うのは、初期のインド仏教では、定住を許されなかったんだって。
比丘はそもそも、食料を托鉢で賄うものだったらしく、そういう意味でも、ずっと移動しながら修業を積んでいったようです。
ただ、インドにおいて、雨期になると水浸しになって、比丘が托鉢するのが無理になるので、精舎とかに止まり込んでその時期を過ごしたのだそうです。

中インドにコーサラ国という国があって、そこの太子(王子とか皇子)に祇陀太子(ぎだたいし)という人がいまして、その祇陀太子と資産家の須達(すだつ)が共同出資して寄付した精舎を祇園精舎と言い、祇陀太子の樹園という意味なんだそうな。

もちろん、京都の“祇園”も、元をたどって行くと、「祇陀太子の樹園」の“祇園”に行きつくようで、あの華やかなイメージの祇園は、仏教と密接なことから由来しているというのが、意外なようで、でも神社仏閣の多い京都ならではで納得するような、ちょっと不思議な感覚がしますよね。
ちなみに、祇園精舎は、別に豪華でもなんでもなかったそうなので、繁華街としての“祇園”とは、かけ離れたもののようですけどね。

ちょっと、“祇園”てなんだろうと思っていたところで、8月11日付の中日新聞に掲載されていた国立民族学博物館名誉教授・立川武蔵氏のコラム『ブッダをたずねて』の21回「祇園精舎と雨期」を読んだので、そこからちょっと分からないことを調べながら、書いてみました。

そう言えば、平家物語の冒頭、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。猛き者もついには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ」
って覚えさせられたよな。
あんまり意味って言うか、出てくる名詞に関しては、「固有名詞だから意味を考えないで覚えちゃえ」って感じでしたわ。
だから、身にならないのね。
反省します。


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