武部聡志 Original Award Show

  • 2017.03.29 Wednesday
  • 23:29

武部聡志さんと言う近年では編曲家や音楽監督、音楽プロデューサーで有名な方がいらっしゃいましてね。

今年の2月12日に還暦を迎えたそうで、そのお祝いコンサートが2月27日に東京国際フォーラムにて開催されたそうです。

コンセプトとしては、武部さんにゆかりのあるアーティストが一堂に会してパフォーマンスをするという感じでしょうか。

これがまたそうそうたる顔ぶれなので、チケットは即完売だったそうです。

このコンサートをWOWOWにて放送されまして、平井堅ちゃんに惹かれて録画しておいたので視聴したんですが、思わぬ拾い物をしたわ的な良さでしたので、その内容をご紹介したいと思います。

 

まず、コンサートの基礎的要素。

総合演出は、松任谷正隆さん。

音楽監督(Sound Director)は、本間昭光さんです。

アーティストが次々とステージに登場し、パフォーマンスをするわけですが、基本的に演奏するバンドは同じ。

Drums 河村"カースケ"智康・村石雅行

Percussion 坂井"lambsy"秀彰

Bass 松原秀樹

Keyboards 宗本康兵

Guitar 佐藤大剛・鳥山雄司

Chorus 今井マサキ・松岡奈穂美・須藤美恵子・加藤いづみ

以上の皆さんが演奏&コーラスでずっとステージ上にいらっしゃいます。

 

ステージの下、観客席の一番前のスペースに丸テーブルがいくつか並べられ、そのセンターのテーブルに武部さんと奥様がお座りになり、他のテーブルにも出演アーティストやプレゼンターの方が席に着かれていて、他のアーティストのパフォーマンスを見ると言うスタイルになっていました。

 

いや、あれは場合によってはかなり緊張しそうな気もするわ。

 

では、セトリを。

 

斉藤由貴 / 卒業

久保田利伸 / Happy Anniversary 〜 LA・LA・LA LOVE SONG 、流星のサドル

平井堅 / 笑顔、僕の心をつくってよ

ゴスペラーズ / ひとり

森山良子 / 今

一青窈 / もらい泣き、ハナミズキ

大黒摩季・織田哲郎 / ら・ら・ら

スガシカオ / 愛について

miwa / 結〜ゆい〜

手嶌葵 / さよならの夏〜コクリコ坂から〜

JUJU 亀田誠治 / ANNIVERSARY 、やさしさで溢れるように

 

ここまでで補足すると、皆さん、歌ってから武部さんへお祝いを述べられると言う感じになっています。

あと大黒摩季さんのところの織田哲郎さんはギター、JUJUさんの時の亀田誠治さんはベースを演奏されていました。

先日、テレビ朝日系『関ジャム完全燃SHOW』でベーシスト特集を放送していたんですが、その中で、亀田誠治さんのお名前も出てましたよ。東京事変のメンバーだったこともありますし、それ以前にもうベーシストとしても音楽プロデューサーとしても有名になられていた方ではありますから。

関ジャムの話ついでに、その放送回に出演されていたベーシストの根岸孝旨さんもこの後、登場されましたのでここで補足しておきます。

それと、JUJUさんが歌われた“ANNIVERSARY”は松任谷由実さんの楽曲のカバーです。

これが、ユーミンもこの後で登場されたんですが、ステージ下できいていらっしゃったので、JUJUさんもちょっと緊張されたかもしれないですね。

 

アーティスト以外でプレゼンターとして参加された方もいらっしゃったんですが、全員ではないけれど、例えばアーティストを武部さんに紹介してもらったとかそういう関係のある所で登場するような感じでした。

プレゼンターとして参加されたのは、[敬称略]

恵俊彰

森高千里

chay

谷村新司

住吉美紀

宮崎吾朗(スタジオジブリ)

小山薫堂

寺岡呼人

アーティストの方もいらっしゃいますけれど、寺岡さん以外は歌のパフォーマンスはされなかったです。

寺岡さんはご自身の楽曲は歌いませんでしたけれど、のちの企画ものコーナーに参加されていました。

 

で、ここで武部さんの音楽人生に多大なる影響を与えたというスティービー・ワンダーの楽曲メドレーになります。

 

[スティービー・ワンダーメドレー]

ゴスペラーズ / My Cherie

さかいゆう / You Are The Sunshine Or My Life

大黒摩季 / Sir Duke

JUJU / Isn't She Lovely

久保田利伸 / Another Star

このコーナーはさかいゆうさんがキーボードをずっと演奏されている状態で、最初にゴスペラーズが登場して、その後登場する方々が加わっていくような感じでして、最後に久保田さんが“Another Star”を歌った後にこのコーナーの登壇者全員でスティービーの“Happy Birthday”を歌いました。

 

この次に松任谷由実さんが登場。

松任谷由実 / 雨のステイション、ずっとそばに

 

ここまでずっとステージ下で聞いているだけだった武部さんですが、いよいよご本人もステージに上がります。

kokuaの登場です。

kokuaはNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』の主題歌のために結成されたバンドです。

メンバーと楽曲は、以下の通り。

kokua(スガシカオ・武部聡志・小倉博和・根岸孝旨・屋敷豪太) / Progress

 

さて次ですが、武部さんたっての希望で武部さんにプロの音楽家への道を開いてくれたとも言える大恩人のムッシュかまやつさんへのオマージュとしてムッシュかまやつメドレーを演奏することにしたそうです。

このコンサートが開催されたのは前述した通り2月27日で、かまやつさんは2日後の3月1日にお亡くなりになったので、闘病中のかまやつさんへのエールでもあったコーナーでした。

ちゃんとチェックしてないんですが、このかまやつさんのコーナーに森山良子さんは出演されなかったんですが、ご自身のパフォーマンスの後、会場を後にされたかもしれません。

ステージ下にいらっしゃらなかったような気がするので。

 

[ムッシュかまやつメドレー]

織田哲郎・寺岡呼人・一青窈 / あの時君は若かった

miwa / ノー・ノー・ボーイ

松任谷由実・スガシカオ / 中央フリーウェイ

我が良き友よ

バン・バン・バン

 

“我が良き友よ”と“バン・バン・バン”は登壇者全員で歌唱していました。

 

そして、バンドメンバー紹介で一応、終わり。

編集されているのでよく分かりませんが、多分、この後はアンコールみたいな感じでしょうか。

ステージ中央にグランドピアノが置かれて、武部さんの演奏に合わせて、この日のパフォーマンスをされたアーティストのみなさんがメドレーでそれぞれの持ち歌をワンコーラス程度、歌っていきます。

 

ゴスペラーズ / レイニー ブルー

斉藤由貴 / 土曜日のタマネギ

さかいゆう / 薔薇とローズ

miwa / don't cry anymore

手嶌葵 / 瑠璃色の地球

一青窈 / かざぐるま

スガシカオ / 春夏秋冬

大黒摩季 / DA・KA・RA

平井堅 / いつか離れる日が来ても

JUJU / 奇跡を望むなら...

久保田利伸 / Missing

松任谷由実 / 卒業写真

 

以上でお開きとなりました。

miwaさんと手嶌葵さんくらいが20代であとは30歳以上のアーティストばかりなので大人のコンサートって感じでしたね。

例えば、Mステのスーパーライブみたいなはじけるような盛り上がりではない、もう少し落ち着きのある盛り上がりのライブって感じで、私もそっちの世代なので楽しかったです。

登場されるみなさんがそろいもそろってシンガーとしても実力のある方ばかりなのでホント、歌も上手いし。

またみなさん、ホントに楽しそうで。

武部さんの還暦のお祝いなのに、とてもいいコンサートを見せてもらって、こちらが得しちゃったなって感じでしたよ。

WOWOWはコンサートやライブも再放送することがあるので、WOWOW加入されている方で興味がある方はチャンスがあれば是非、ご覧になってください。

 

※ WOWOWでの再放送の情報を追加しておきます。4月25日(火)23:00〜になります。

 

 

 

いまさらの「逃げ恥」〜vol.4〜

  • 2017.03.24 Friday
  • 11:37

さてと。

 

ではでは、全11話でムズキュンシーンがたくさんありましたけど、どれがお気に入りでしょうか。

なかなか1つには絞れませんよね。

ただ、先に言っちゃうと、ムズキュンよりはもうなんか、みくりと平匡がお互いを意識始めるともう可愛くて仕方がないって言うか、私は癒されちゃう感じでしたよ。

ムズムズするという理屈は分かるけど、私の年齢的なこともあるのか、可愛くて癒される二人でした。

 

二人の気持ちを変化させていくキーポイントの一つが、“ハグの日”なんだと思いますが、あのハグも心の距離感がちゃんと出ていてよかったですね。

最初の方は、立ち位置がちょっと離れ気味で上半身だけでハグしている感じでしたけれど、9話の仕事のトラブルがやっと落ち着いた平匡が帰宅して「疲れた」、みくり「お疲れ様でした」からのハグは良かったね。

二人の演技も自然で、ホントにハグしたかったんだなぁって感じがすごく出ていたし。

「癒される」と言うセリフとともに、視聴者も癒されると言う、ね。

ドラマが始まった頃、「午前9時から24時くらいまでほぼ二人だけの撮影が3日続くみたいな状態」と話していたくらい、このドラマは二人だけのシーンが多いですけれど、8話は全11話の中でもほとんど別々のシーンで終わりましたから、見ているこっちもなんかさみしくなっちゃう感じがしていましたけれど、その分、9話がもういわゆる神回って感じで萌えるわぁなんて展開でしたから、なんかもう悔しくなるんですよね、罠にはめられた感じで。

で、お互いの気持ちを確認しあって終わりじゃないところもこのドラマのいいところですね。

もちろん、夫婦共働きの家事分担とか、例え専業主婦だったとしても家事労働の対価に関する考え方とか、正直、このドラマで解決できるようなことじゃない社会問題も入っていましたが(最終回翌日の『ビビット』での田嶋陽子氏の噛みつき方はおかしいです。ドラマで答えを出すべき問題じゃないです)、両想いのラブラブ夫婦(と言うか本人たちの意識は恋人同士だけど)が現実の問題にどう向き合っていくのかを見せる展開がまた興味深くてね。

そこら辺がこのドラマのいいところで、それぞれ悩みや問題を抱えていて、それは視聴者にとってもどこかしら心当たりがあることで、そこに訴えかけると言うか、問題提起して考えさせると言うね。

 

あと普通のドラマに比べて、モノローグが多かったですよね、これ。

それもムズキュンを産む要因になっていますが。

普通だったら、モノローグがあったとしても、主人公のみくりのモノローグだけだったりするじゃないですか。

でも、このドラマの場合、平匡のモノローグも多いんですよね。

だから、みくりと平匡は、お互いが何を思い、何を感じていて何を考えているのかが分からない訳ですが、視聴者は「もう両重いじゃん」って分かっていて、もどかしいと言うね。

こういう作り方も面白いなぁと思いました。

 

 

そんな風に、これだけじゃなく、成功の要因はたくさんあるんでしょうけれど、やっぱり、新垣さんと星野さんご本人達が元々持っていらっしゃる可愛さ・穏やかさ・暖かさみたいなものが、すごく活かされているのがいいなぁと思うんです。

新垣さんの可愛さはみくりの小賢しさを緩和させるし、星野さんの最初の頃の男を感じさせないところから人間味を感じさせ、クスッと笑ってしまうような男性のかわいらしさを見せる演技も彼ならではだと言えるのではないでしょうか。

 

バブル期のいわゆるトレンディドラマ時代は、恋愛をどう描いてもヒットしたような気がしますが、昨今はさすがにそうはいきません。

逃げ恥は、原作による設定(ネタ)・脚本の上手さ・キャスティングのはまり具合と全てにおいて良かったからこそのヒットドラマだと言えるでしょう。

 

 

ところで、これだけヒットした良質コンテンツですから、どうしても続編に対する期待が大きいのも当然なのですが、果たして実現するのかという所ですがどうなんでしょう。

過去のヒットドラマで裏話的に聞いたことがある『花より男子』。

まず、2005年10月期に放送され、続編の連ドラ(リターンズ)が2007年1月期、更にその続編の劇場版(ファイナル)が2008年6月公開でした。

これに撮影時期の情報を加えると、リターンズの撮影は2006年10月から始まっていて、ファイナルは2008年1月から撮影に入っていました。

なのでクランクアップから次作のクランクインまでが10ヶ月くらいなんですよね。

続編があると言う話は、前作が終わる頃には「あるかも」と聞いていたと言うので、逃げ恥の場合も続編があるのであれば、もう動いているはずです。

一番の問題は、新垣さんと星野さんのスケジュールでしょう。

特に星野さんは、音楽活動もあるので、俳優業のスケジュールが詰まってしまうと、楽曲制作やその後のレコーディング、ライブ活動などが制限されてしまいます。

彼がその辺りのバランスをどう考えているのかで、難しい部分が出てきそうな気がするんですよね。

その他のキャストについては、平匡が再就職したであろうことを考えると、沼田さんと日野さんはもう出ないってこともあり得るでしょうし、その分、新しいキャストを登場させることが出来るという考え方も出来て、スケジュールを抑えられる役者さんを配置すればいいんですよ。(沼田さんと日野さんが出なくなるのはさみしいけど)

百合はみくりの伯母だし、関係が続いていれば、風見も登場させることが出来るし、安恵もみくりの親友なので平匡の転職には関係ないですから話の設定上、登場しても問題なし。

逆にみくりがどこかに就職した設定にすれば、そこに新しいキャストも作れますけどね。

でも、続編をやるとすれば、みくりが妊娠したって設定を持ってくるのがいいような気がします。

男性の育児参加とか保育園の問題とか、そこにまつわる社会問題もちゃんとあるので、ネタには困らない気がするんですよね。

 

 

まあ、終わり方としては、続編を作ろうと思えば作れる終わり方だったし、ないとしてもそれは視聴者が想像してくださいって感じになるので、私はまあ、それはそれでいいんじゃないかと思うんですよね。

あればうれしいし、なくても悲しくないと言うか。

続編をやるって言うのは、役者にとってはある意味、危険なことでもあるので、やりたくないと言う人がいるのも理解できます。

新垣さんも星野さんも、はまり役と言われただけに、続編をやることでそのみくりと平匡のイメージが強くなりすぎる可能性もありますから。

スピンオフも面白いですけれど、やるにはちょっとキャラが弱いかなと思いますから、まあそこは個人の想像の世界でやっていただいてってところでしょうか。(星野さんは安恵のこの先の恋愛事情が見たいとおっしゃっていましたけど)

新垣さんが7月期の『コード・ブルー』に出演されると言うことなので、続編を連ドラでやるとしても早くて2018年1月期でしょうかね。

まあ、スペシャルでやるのがいいんじゃないかって意見もありますけど。

こういうのって“旬”があるので、それ以降になるとさすがにもうないかなって思いますが。

片や星野さんのスケジュールも現在、WOWOWのドラマを撮影されているということで、それが終わるであろう4月の後半くらいからライブの準備が始まると言う感じでしょうか。

ライブが8月いっぱいまでになるので、秋以降に次の俳優業の仕事が入っていてもおかしくないかなって所でしょうかね。

まあ彼の場合、音楽業の方もあるのでそちらがどうなのかなってのもありますが。

『恋』が昨年10月のリリースでしたから、その辺りには新曲がリリースされそうな気もしますけどね。

 

さて、逃げ恥のブルーレイ&DVDが発売されますが、発売日が近づいてきました。

3月29日なんでね。

私もねぇ、ついポチってしまいまして、最終回放送日の午前中に。

いよいよ届くのかと思うと楽しみです。

特典映像とか先に見ちゃいそうだな。

ドラマ本編はじっくりと見たいなと。

最終回は、新垣さん・星野さんと脚本家の野木さんの3人のオーディオコメンタリー付きだそうなので、それも楽しみです。

 

 

 

と言うことで、4回に渡って逃げ恥のお話をしてみました。

長々とお付き合いくださった方、ありがとうございました。

ブルーレイやDVDを予約した方、お互いにまた逃げ恥を楽しみましょうね。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

いまさらの「逃げ恥」〜vol.3〜

  • 2017.03.24 Friday
  • 11:37

ではでは、登場人物の中の人、つまりキャスティングされた俳優さん達について。

 

この漫画をドラマ化すると言う話が出る前に、読者アンケートみたいなので、それぞれの役にどの俳優さんを起用したらいいかというのを募ったことがあったんだそうです。

ですから、ドラマ化されるにあたって、原作者の海野つなみ先生からそのアンケート結果を製作サイドにあくまで参考意見程度に渡したようです。

 

で、平匡役の星野源さん曰く、オファーは約1年前だったとか。

彼は2015年10月期にTBSの『コウノドリ』に出演していたんですが、それが終わる頃に話があったとどこかでおっしゃっていました。

 

つなみ先生が渡したと言うアンケートによると、みくり役に新垣結衣さんと言うのは実際にあった名前だそうで、TBSドラマはキャスティングありきではなく、あくまで企画が先でそこからオファーを出すと聞いたことがあるので、これは想像ですが、新垣さんが主演するからのこのドラマではなく、逃げ恥をやります、じゃあ誰にみくり役をやってもらいましょうか、から始まっていると思われます。

星野さんがお話をいただいた時には、新垣さんがみくり役に決まっていたようですし。

 

それでね、キャスティングってある意味、運命だと思うんですよ。

いくらみくり役に新垣さんがピッタリだと思っていても、彼女のスケジュールがすでに埋まっていたら引き受けてもらえないですからね。

それと、このドラマの演出、いわゆる監督さんですが、3人いらっしゃいまして、新垣さんも星野さんもそれぞれ3人の内の2人の監督さんとお仕事された経験があるんですね。

ですから、プロデューサーさんや監督さんも含めて、キャスティングの話し合いの中でみくりと平匡に関しては、まったく初めて仕事をする人ではなく、一緒にやれるイメージのある人の中から選んだのではないかと思うんですよ。

実は、ネット上とか前述のアンケートとかで、平匡役は高橋一生さんがいいのではないかという意見が結構あったようなんです。

高橋さん、今、逃げ恥の後の火曜ドラマ『カルテット』に出演されていますけど。

もちろん、彼のスケジュールがどうなっていたのかってのもあるとは思いますが、私はどうも、最初から星野さんに平匡役をオファーしたんじゃないかなって思うんですね。

それは、先ほども述べましたが、星野さんはお仕事でご一緒された監督さんが2人もいらっしゃるけれど、高橋さんはそうではないから。

でね、これはテリー伊藤さんがおっしゃっていたことなんですが、最初の平匡の登場シーンってすごく重要なんですよ。

若くてカワイイ女性が独身男性の1人暮らしのお宅に家事代行に来た時に平匡に少しでも男性の色気と言うか色恋を感じさせるような雰囲気があったら、このドラマは成立しないって言うんですよね。

確かにそれは言えているなぁと納得したんですが。

だって、あれだけビジネスライクにされないと女性の方から契約結婚しましょうなんて言えませんよ。

あの1LDKに同居するんですから。

もちろん、いくら星野さんだって、そういう雰囲気を出さずに演技しなければなりませんが、外見だけの話をすれば、高橋さんの方がやっぱりちょっと色気があるかなぁと思うんで、やっぱり星野さんで良かったのではないかと思うんですよね。

まあ、星野さんのパーソナルな女性好きの部分は、ここでは取っ払いますが笑い

彼自身は下心いっぱい持つでしょうけれど、平匡には下心があっては困りますので。

そういう意味で言うと、星野源という人は、外見上、全くそう言う雰囲気を感じさせないと言うか、外見だけは(しつこいですかね)ホントに草食男子ですよね。

そう言えば、『コウノドリ』で星野さんが演じた四宮という男も笑わない人間だったそうで、それも平匡役に通じるものがあってのオファーだと言えるのか知れません。

あと、星野さんが過去に『箱入り息子の恋』という映画で演じた役も全く女性の影のないまじめを絵に描いたような男性で、やっぱり彼の外見上はそういう役に向いているんでしょうかね。

星野さんのラジオ番組に大泉洋さんがゲスト出演された時も、星野さんのことを「童〇くん」と呼んでたくらい見た目だけはそういう雰囲気があるし。(星野さんをご存知の方なら童〇どころか下ネタトークが有名なのはご承知でしょうけれど)

 

でもう、このドラマのキャスティングに関しては、この2人でもうほとんど成立すると言うか、成功すると言うか、それくらいこの2人のキャスティングは素晴らしいキャスティングでしたね。

なんだかね、この2人がホントにカワイイんですよ。

その可愛さもポイント。

“ムズキュン”って言葉、可愛さがないと合わないですもん。

 

新垣さんは最初、星野さんのイメージをとても明るい人だと思っていたそうなんですが、実は彼もそこまでハイテンションな人ではなく、星野さん自身として普通にお話されているトーンなんかだともっと落ち着いた方ですよね。あと相手のテンションに合わせるのも上手な人だとお見受けしました。

新垣さん自身もそう言う方なので、この2人だけでもかなりほんわかした雰囲気を醸し出すんじゃないかと思うんですが、脇役のみなさんもホントに同じような雰囲気を醸し出す方が多くて、それもこのドラマの雰囲気の良さに繋がっているように感じます。

ドラマをご覧になった方はお分かりでしょうけれど、よく逃げ恥には悪人がいないって言われますが、そういう悪人ぽさを出すような登場人物がいないからこそ、そういう雰囲気を持っている人もいないんですよ。

宇梶剛士さんですら、ほんわかしたように見えちゃうんですもん。

みなさん、どこかしらにちょっとした可愛さを出すんですよね。

そこもポイントが高い。

 

本当に逃げ恥チーム、いいキャスティングでした。

 

 

まだまだ続くよ……。

 

 

いまさらの「逃げ恥」〜vol.2〜

  • 2017.03.24 Friday
  • 11:37

では、続き。

登場人物とキャスティングの話なんぞから始めましょうか。

 

ああそうそう。

主人公・森山みくりと言いますが、みくりと言うのは実栗という植物の名前なんだそうです。

兄がちがやで、茅のことだし、父は栃男、母は桜、伯母で桜の姉にあたる百合と、みんな植物の名前で統一されているのね。

ちなみに、津崎家の方は、平匡はヒラマサ、父・宗八はたぶんソウハチガレイ、母・知佳はチカと魚の名前で統一されているみたいです。

だから、最終回の最後の方で“子だくさん”の妄想に出てきた子供たちの名前を全部、魚にしたんでしょうね。

何気に、“ハタくん”ってかわいい名前だなぁと思ったわ。

 

でね。

ネットでチラホラ出ていた現実的な意見として、みくりみたいな若くてカワイイ女性が、家事代行サービスのスタッフとして派遣されてきたら(みくりは派遣ではなく父親の個人的な伝手だったと思うけど)、誰でも好きになるだろってのがあって。

でもさ、あのドラマを見ていくうちに分かると思うけれど、みくりは自己評価として「小賢しい女」だと思っているじゃない。

大学時代に付き合っていた彼氏にそう言われて、それ以降、就職が上手くいかなかったり派遣を切られたりする原因が自分の小賢しさにあると、ちょっとトラウマのように感じるくらいに。

心理学を学んでいたせいか、すぐに人のことを分析してしまって、それを割と遠慮なく言ってしまうから、煙たがられやすくて。

平匡にも言われたことがありますよね、「分析するのも詮索するのもやめてください」って。

まああれは、平匡的には自分の領域に踏み込まれたくないってのも理由の一つではないかと思うんですけど。

小賢しいと思って言ったセリフではないけれど、みくりはそう思われたと感じたかもしれません。

ただ、平匡にとってはみくりの外見より、そういうちょっと理屈っぽいところが逆に良かったのかもしれません。

そもそも平匡が理屈っぽいし。

感情を揺らすよりも、はっきりとした言葉で伝えてもらう方が理解しやすい性格のように思って見ていましたよ。

理系男子にはそういう面がある気がしますが、平匡は極端にそういう性格で。

感情を波立たせるのが嫌いというか苦手というか、常にフラットでいたい性格のようなので、逆に感情的な言葉を羅列されても理解できないでしょうし。

二人がちょいちょい話し合うシーンが出てきていましたけれど、みくりのように、「これこれこうだからこうした方がいいんじゃないかと思うんです」ってのが平匡には調度いい。

一般的な普通の女性でなかなかああいうタイプはいないですよね。

みくりの高校時代の彼氏も多分、みくりの外見で交際を申し込んだんでしょうけれど、あの理屈っぽさはあの彼氏にはただ小うるさいだけなんで嫌になるといったところでしょうかね。

だから、みくりと平匡って結局のところ、そもそも相性がいいんですよ。

最終回で分かった通り、みくりがトラウマのように感じていた自分自身の小賢しさは、平匡にとっては思ってもみなかったことですもん。

私ね、長所と短所って表裏一体なんだと思うんです。

みくりは自分を小賢しいと思っているけれど、平匡にとってはみくりが小賢しいと思っている部分は、自分にとって分かりやすく理路整然と話をしてくれる長所だと感じているんじゃないでしょうか。

となれば、みくりは一度は拒否されたこともあるけれど、それでも自分があれこれと言うのを鬱陶しがらず、むしろ受け入れてくれている感じのする平匡を好ましく思うのは自然の成り行きだったのかも。

大体、嫌がらずに落ち着いて話を聞いてくれるってのが、みくりにとってうれしかったことなのかも。

 

この二人の相性がいいと感じさせるのは、実は初回のシーンにあって。

家事代行の初日、お試し的にまず1度仕事してもらってから今後もお願いするか決めると言って、平匡は料金を前払いしますよね。

で、みくりはそうすることを「素晴らしいです」と評価する。

あれね、なかなかみくりみたいに「素晴らしい」なんて言う女性はいない気がしますよ。

冷たい感じがして。

あそこで「あ、この二人、考え方が合うんだな」と思いましたね。

だから、平匡はただ単純に、みくりの外見に惹かれてないんだなって思います。

彼のあの性格だと、逆にカワイイ女性なんて警戒すると言うか、距離を置こうとするでしょうしね。

ただ、カワイイとは思っていたのは間違いないみたいですけど。

 

あとその他の登場人物の設定なんかもうまく対比をしたりしているのも面白いですね。

例えば、百合と桜の姉妹。

百合はバリバリキャリアウーマンだけど、恋愛はからっきし。美人なのでもてなかった訳じゃないのに。今となってはその分、仕事を頑張っているからいいとさえ思っているフシがある。

これ、原作はもっとあからさまというか、確かもう50代なんで、男性経験のないまま閉経したとか言ってるんですよ。

ドラマは48歳くらいの設定になっていたと思うので、さすがに閉経したとまでは言っていないですけれど。

姉がそんな感じなのに、妹の桜は早々に結婚し2度出産した専業主婦(パート経験あり)。

結婚していないからって百合が幸せじゃないかと言えばそうでもない。

仕事もプライドを持ってやっているし評価もされているもんね。

ただ、このままでいいのかとプライベートの部分では思わなくもない。

逆に桜は、大きな悩みなんてなく、孫もいるのに未だにラブラブ夫婦。

とは言え、ラブラブ夫婦を演じている訳ではないけれど、そうなるように努力はしているし、年齢とともに自分たちの老後もチラッと考え始めているところもあって、それはそれで悩みってほどじゃないけれど、考えてしまうよね、って感じ。

つまり、どちらの人生を選んでも努力は必要だし、心配事もあるってこと。

結婚しているから勝ち組とかそういうことじゃないと言っている訳。

 

例えば、やっさん、安恵の場合だと、早々に結婚して出産したのはいいけれど、旦那の浮気が原因で離婚してシングルマザーになってしまうじゃないですか。

結婚はゴールじゃなくて生活で、結婚しても出産しても、色々な現実があるんですよね。

まあ、やっさんは悲観していないところがいいんですが。

帰ることが出来る実家があって良かった、なんて現実ですよね、リアルに。

仕事も持たない女性が離婚すれば、即、生活に困る訳ですもん。

 

じゃあ、みくりはどうかと言うと、事実婚だと表向きには言っているけれど、現実は契約結婚。

夫婦は契約で、金銭が発生する関係で。

 

仕事と結婚という面だけ見ても、このドラマだけ色々なパターンを見られるように登場人物が設定されているよなぁと思ったりしたんですよね。

 

で、恋愛に目を向けると、恋愛に対して冷めている風見が、16歳も年上の女性・百合にひかれたり、それこそ、契約結婚で始まったみくりと平匡の間に恋は生まれるのか。

そして性的マイノリティの沼田がいたり。

この辺りも昨今の恋愛事情を反映していたりして、ホント、よく作ってあるなぁと感心します。

 

 

 

まだ続くよ……。

 

 

いまさらの「逃げ恥」〜vol.1〜

  • 2017.03.24 Friday
  • 11:36

いつ以来でしょうね、ドラマにはまるの。

う〜んはてな

「宮 〜Love in Palace〜」以来かな。

日本のドラマだと、え〜と、まさかの「花より男子」シリーズ以来かも。

もちろん、それ以降も見ていた連ドラはあるけれど、これははまったと思ったのはあれ以来だな。

私の場合、ドハマりすると、DVDとかブルーレイに手を出すので、ドハマりした“遺産”があるわけ。

ドラマのDVDは、その二つと2006年に放送された長谷川京子さん主演「おいしいプロポーズ」だけですよ、持っているの。

おいプロも今となっては凄いキャスティングだったなぁ。(小出恵介さん・サエコさん・小林麻央さんなど)

 

前置きはさておき、逃げ恥の話ですね。

こんな調子で書いているから、このネタで何本の記事を書くのか分かりませんやじるしなんでしょう、この他人事感

 

 

え〜、テーマが必要ですね、ってことで、まずはストーリーについて。

 

社会派ラブコメディとうたっておりましたが、まあそんな感じ。

現代社会に置いて、私たちの周りにはたくさんの社会問題が大なり小なりあるわけですが、登場人物のそれぞれが何かしらの悩みを抱えていたりします。

傍から見れば、そこまで深刻じゃないものから、なかなか答えが出ない大きな社会問題もあったりして。

でも、見ている視聴者には、どこかで共感できる部分が少なからずあるような気がして、それが視聴者の興味をひくのではないかと思うんですよ。

どこかで誰かが感情移入しやすいというね。

院卒なのに正規採用での職を得られなかったみくり。

傷つきたくないからと人と深くかかわるのを面倒だと思う平匡。

仕事を取ったことでバリバリキャリアウーマンにはなったけれど、高齢で未経験の百合。

恋愛なんて駆け引きを楽しめばいいくらいに考えている風見。

性的マイノリティの沼田。

夫の浮気でシングルマザーになった安恵。

 

みんながみんな、自分の居場所を探している感じですよね。

自分の居場所、自分の存在価値とか意義を見つけて、安心したいんだろうなぁと思うんですよ。

それをそれぞれがそれなりに悩みながら模索している気がしました。

で、これをコメディにするには訳がある。

というか、こういう自分探しみたいな話をカジュアルに見せようと思うと、コメディになると言うか、むしろ、コメディにしないと重くなっちゃうよね、ってこと。

だから、テーマの選び方と見せ方が上手いなぁと思うのよ、この作品。

 

でね、これって原作は漫画なんですよ、ご存知でしょうが。

内容的に少女漫画って言っていいのかって気がする漫画ですけれど。

講談社のKissで連載されていた漫画なんですが、Kissって例えば、「バラ色の聖戦」とか「ホタルノヒカリ」を掲載している漫画雑誌なので20代以上が読む割合が高い気もするし、少女漫画というよりはレディースコミックでしょうね。

余談だけど、この2017年1月期の日テレ系水曜10時「東京タラレバ娘」もKissなんだよね。

それで海野つなみ先生が描いていらっしゃるわけですが、まあまず、この原作がこういう設定とかテーマとかをちゃんと作ってあると言うのがいいんですね。

って原作読んでないけど。

ネットの無料で見られる範囲で読みましたけれど、大抵のエピソードはちゃんと原作で描かれているものなんです。

だから、ある程度は原作ありきの作品。

そこがちゃんとしているから、ドラマに出来るって感じ。

 

で、ドラマにするのには脚本が必要な訳ですが、原作ものの脚本に定評のある野木亜紀子氏が脚本を担当。

近々では「重版出来!」も手掛けてますね。

前述で大抵のエピソードは原作にあったと述べましたが、漫画と実写はどうしても違うので、2Dで面白いものが3Dで面白く見える訳じゃないし、その逆もまたアリじゃないですか。

だから、エピソードを上手く組み替えたり、それこそ、同じセリフなんだけど、言わせる人を変えたりと、脚本でもかなり工夫されていて、しかも全体のテンポも良かったですね。

早すぎるとついていけないし、かと言って、遅いと焦れるし。

それと、これは原作にはあまりなかったらしい所があるんです。

ドラマとしてはかなりモノローグ(ナレーション、心の声とも言う)が多いドラマでしたが、原作ではみくりのモノローグはあるけれど、平匡のモノローグは少ないそうなんです。

そうおっしゃっていたのは、平匡役の星野源さんなんですが。

だから、原作を読んだ時には平匡が何を考えているのか、どう感じているのかが分からなかったそうなんです。

でも、ドラマでは平匡のモノローグも多いですよね。

それによって視聴者は、みくりの気持ちも平匡の気持ちも分かっている状態で見ることになって、でもドラマではお互いがお互いの気持ちに気が付かないから、ムズムズするし、でもキュンキュンするシーンも多くて、“ムズキュン”してしまうと言う。

なんてうまく作ってあるんだ、これ。

 

原作の良さ、脚本の上手さ、見せ方の妙。

基本的にここがしっかりしているのが、単純にドラマとしての面白さになっていると感じました。

 

 

という訳で、続きます。

 

 

 

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